2018年4月29日(日)仙台TRPGあおば会コンベンションにて立卓予定の「ドラクルージュ」について、ゲーム紹介文を掲載致します。
このページの目次
GM自己紹介
津山と申します。あおば会の参謀らしいですがグダグダな時はグダグダです。
年度末と年度初めは個人的にはなかなかセンセーショナルな二日間でした。
年度末はPC1。但し自分の導入より前に見た他のプレイヤーの導入で性癖に刺さって俯く。
自分のターンは没入しちゃって俯瞰する余裕もなくますます刺さる。
年度初めはラージナンバー。TRPG始めて3年経ちますが、初めて感極まって泣きました。
なんか……こう思い返しても凄いな、TRPG。
感受性はどちらかというと乏しい方だと思っていたんですが、意外な発見でした。
あおば会のコンベンションに参加してくださる皆様にも、そういう発見があればいいなあとかぼんやりと思ったりしています。
システム名/システムの特徴
常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ
太陽が砕かれ、永久の夜が続く世界『常夜国』を舞台に、騎士と異端、そして堕落者が交わる物語を描くシステムです。
騎士は「不死」の存在ですが、心が「渇く」と「堕落」してしまい、ひいては討伐・もしくは地獄へと封印される対象となってしまいます。
それ故、気高く在る為に民を守り、堕落したモノを含めた敵を討ち、一方で友愛やひとときのロマンスにより心を「潤す」必要があるのです。
異端は騎士と同じく超常の力を持ちながら、異様なる姿であることが多いこと、また騎士と違い(太陽を砕いた)真祖の血を継いでいないことから、民からは畏れられる存在です。
また、領地によっては騎士からも激しい蔑視を受けることもあります。
しかしながら、異端もまた騎士と同じく「太陽」を敵とする者です。彼等の力は時に、騎士を大いに助けることもあるでしょう。
そう、砕いたといってもこの世界における「太陽」は忌むべき天敵です。その太陽を信奉する者も、また。
独特の戦闘システムを持ち、そこにも「潤い」と「渇き」の要素が多大に関わってきます。
即ち、ロールプレイを多く盛り込めば盛り込むほど深く楽しめるシステムと言えるでしょう。
対応可能プレイヤー人数
3~4人。
TRPG初心者参加可否
歓迎します。
システム初心者参加可否
歓迎します。
使用ダイス(サイコロ)
6面ダイスを最低4個~7個程度使用します。
また、必須ではありませんが、10面ダイスも2~3個あると便利です。
使用ルールブック
常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ
ヘレティカノワール
ノブレスストーリア
サングトラヴェリア
キャラクター作成/持込可否
原則、基本ルールブック及びヘレティカノワール掲載のサンプルキャラクターを使用します。
持込に関しては、初期作成のみOKとします。
ただしデータ使用は基本ルールブック及びヘレティカノワール分のみとします。
(=ストーリアの使用は不許可です)
シナリオ名/出典
『散り様の尊厳』(自作シナリオ)
シナリオのあらすじ
とある騎士が堕ちた。
まだ『堕落』を迎えたわけではない。
しかしながらいくつもの兆しが見られ、
いずれは騎士ならざるモノへと変貌することは避けられぬ。
そこは堕落者のみならず異端をも善しとせぬヘルズガルドの地。
領主は騎士を放逐し、追って、他の騎士へと命を下す。
堕落せし者を追討せよ。
また、かの者を堕落へ至らしめた原因も排斥せよ。
かの騎士は、今は旧ゲイズヴァルト領に落ち延びている。
堕落の芽を摘めよ。
それは、かつてかの騎士を寵愛した領主の願いでもある。
常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ
『散り様の尊厳』
ハンドアウト
PC1
騎士限定(固定の血統:ヘルズガルド) 推奨の道:近衛、将軍、狩人
消えざる絆:ルシアン【友か信】
貴卿は“明星卿”ルシアンと同じ主を持つ、義兄弟のような間柄であった。
敬うべき主を除けば、貴卿の知る誰よりも騎士として高潔であろうとしたかの者がヘルズガルドの地を放逐されるまでに到ったことを、貴卿自身まだ信じられずにいる。
それでも、放逐されし理由が騎士として許されぬことならば、討たねばならない。
PC2
異端限定 推奨の道:野伏、魔女
消えざる絆:ルシアン【信か敬】
御身はかつて“明星卿”ルシアンに、生命を救われたことがある。
旧ゲイズヴァルトの土地に逃げ延び、一応の平穏を手に入れても恩を忘れてはいない。
その恩を返す機会は、思いもしなかった形で訪れた。
「私を、討ってくれ。この心が失われ、御身や民を傷つける前に」
――突如御身の前に現れたかの騎士は、そう告げた。
PC3
騎士・異端指定なし 推奨の道:騎士:遍歴、夜獣/異端:流浪、野伏
消えざる絆:タレア【殺か怒】
貴卿(御身)はかつて、タレアと名乗る異端により大事なものを失った。
かの異端はこの世界をふらふらと彷徨っては己が享楽のままに騎士や民を狂わせているという。貴卿(御身)はその姿をずっと追ってきた。
聞いた噂によると、また新たに騎士を一人陥れ、その騎士を連れ旧ゲイズヴァルト領のある領地に入り込んだという。貴卿(御身)は迷わず、その土地へと足を踏み入れる。
PC4
騎士・異端指定なし 推奨の道:騎士:領主、賢者/異端:密使、魔女
消えざる絆:アリー【憐か友】
貴卿(御身)が住処とする領地には、民から非常に慕われている異端がいる。
アリーという名のそのグリマルキンは、人と異端を結びつける存在として騎士からも一目置かれていた。貴卿(御身)もまた、彼女と親しい者の一人である。
その彼女が、突然領地を訪れた騎士に刃を向けられた。
騎士にも何やら理由がありそうだが、この場は何とか収めなければならない。